第11章 秘密な空間❄︎【時透無一郎】
僕たちはあの後、身体を綺麗にしてその空間内から出た。
椿姫さんの膣内にはまだ精液が残っていて、ほんの少し腹がぽっこりとしていた。
『まだ残ってるみたい。もし、お腹に無一郎くんとの子どもがいたらこんな感じなのかなぁ』
椿姫さんは照れたように、はにかみながら腹を撫でた。
僕はそんな未来を思い描き、
「そうだね、そんな未来もいいね」
そう言うと、椿姫さんの唇に口づけをする。
僕たちは手を繋いで、僕のお屋敷に向かって歩き出す。
帰り道は僕と椿姫さんのこれからを話しながら…
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Fin.
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