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【ハイキュー!!】排球人生死愛箱【ハッピーシュガーライフ】

第3章 僕を選んでくれると愚かな期待を抱いたことを許して


その姿はまるで月に愛された娘としか言いようがなかった。儚くて、儚くて、月の光が彼女を奪ってきいそうだった。
徐々に透明に薄れていく彼女の身体。行かないでと悲鳴を上げ、何度も何度も彼女に触れようとしても触れられない。ダメだ、ダメだダメだ。やめて、やめてよ。オレの大切な人をを奪わないで、取らないで。いかないで、お願い。いっちゃだめ。溢れ出てくる涙のせいで目の前がぼやける。涙を拭こうと腕で拭き取り、再び目を開けると彼女は跡形もなく消えていた。
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