第2章 プロローグ
ドラマが終わり、私はお風呂場へやって来た。すると、テヒョンも付いてきた。
TH「何するんですか?」
ユリ「お風呂掃除をするの。テヒョンはソファーで待ってて。」
とお風呂場のドアを閉めた。
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テヒョンSide
ユリがお風呂場のドアを閉めた後、言われた通りにソファーに戻った。そして、タブレットを取り出し、博士に今日の報告をするためビデオ通話を始めた。
TH「博士、こんばんは。テヒョンです。」
YG『おお。主人と仲良くなれそうか?』
TH「はい!とても可愛い人なので、気に入りました!」
YG『それは良かった。』
TH「あ、そうそう!僕、受け入れてくれたお礼に、ユリのリクエストでオムライスを作ったんです!画像を送ったと思うんですけど、見てくれました?」
YG『今、送られて来た。美味そうじゃん。』
TH「はい!ユリも喜んでくれました。」
と答えると、丁度彼女がお風呂場から戻ってきた。
ユリ「誰と話してるの?」
TH「僕を作ってくれた博士です。博士!僕の主人です!」
と彼女の腕を引っ張ってソファーに座らせた。
ユリ「わぁ‼︎びっくりした....。こんばんは。カン・ユリです。」
YG『ミン・ユンギだ。突然送り付けて悪かったな。』
ユリ「いえ...。驚きましたけど、幼馴染が亡くなって心細かったんで、少しは寂しさを紛らせました。ありがとうございます。」
YG『それなら送ったかいがあったよ。これからも彼を宜しくな。』
ユリ「はい!それと、テヒョン、アンドロイドなのに凄く感情豊かなんです。ユンギさんは天才ですね!」
YG『まあな...?少しは人間に近づけるように努力した結果かな?』
TH「ねー博士?さっきまでユリとれんあいドラマを見てたんです。僕もれんあいしても良いですか?」
YG『それはお前次第だな?したかったらすれば良いと思うぞ?』
TH「本当!じゃあ僕、ユリとれんあいしたいです!」
と隣にいる彼女をギューっと抱きしめた。すると、彼女の体温が少し上がった気がした。
TH「どうしたんですか?体温が4℃位上がりましたけど...大丈夫ですか?」
ユリ「うっうるさい!」
と顔を赤くして僕から目を逸らした。
可愛い主人だな...。
TH「ねっ?可愛いでしょ?」
と言うと博士は、半笑いを浮かべた。
