第22章 月と馬
ー月島sideー
今はまだ我慢して、って言ったら
うん、わかった。 だって。
まるで、僕の準備ができるのを待ってるみたいになってるけど
この人、ほんとに大丈夫なの?
とりえあえず、山口と写真撮って…ってしてたら、
西谷さんとか菅原さんとか…
みんなわいわいやって来て撮影会みたいになった。
「ツッキー、俺撮るから2人で並んでよ!」
そう言われて、2人での写真も撮った。
「…質問、まだ残ってますよね。2つずつ?」
『…かな?また月末も会えるし、急がなくていっか』
「ですね… じゃ、僕ちょっと飲み物とってきますんで。
彼氏のとこ戻ったらどうですか。心配、はしてなさそうですけど」
相変わらず飄々とゲームしてるのが見える。
『…ん。ちょっとマネのみんなのとこ行ってこようかな』
「あぁ、はい。じゃあ、また」
『うん、蛍くんありがとうね。BBQ楽しもうね〜』
もう、十分楽しんだけど…
飲み物をとってゆっくりしようと思ってたら、
木兎さんと黒尾さんがやってきて絡まれた。
…この人たちに、この合宿期間中だいぶもまれた。
でも的確で分かり易い黒尾さんの指示は実際とてもいい。
…ただまぁ、プレー中以外はちょっと…
突っ込みどころが多いというかなんというか。
赤葦さんがいてくれないと困るというか…