第13章 16
穂波はとろんとした顔で
おれの方をみながら手を動かし続ける
…やば、なにこれ
どちらからともなく顔を近づけて口付ける
お互いの手は動かしたまま…
キスが熱を帯びると
自ずと手の動きも激しくなって
『……んアッ………』
「……ッ… …ちょっと、待って…」
ゴムを取り出してつける
途端、穂波に肩を押されて
また寝転がってしまう
…え、いや、おれが
「…ぅ………」
穂波はするすると下着を脱いで
ナカにおれのを咥えこみ、ゆっくりと腰を沈める
おれのを馴染ませるみたいに前後にゆっくり動き出す
『研磨くん、……』
「…ん?」
『手、繋ぎたい…」
手を差し出すとぎゅっと指を絡めてくる。
…かわい
そのまま少しだけ腰を浮かせて 前後に動かす
…この動き。穂波のこの動きがすごいすき
穂波しか知らないけど…
多分フラダンスも影響してるような…
しなやかで、でも安定してる
…見てるだけで気持ちいい
穂波はまだ上は下着をつけたままで
なんかそれもまた色っぽい
黒いレースの下着
だんだん腰の動きが早くなる
「…ッ………あー…」
…気持ちいい
前後に動いてた腰が
円を描くように動き出す
これはもっとすき。
艶かしくて綺麗で、
それから穂波はこの動きをするときすごく気持ちよくなる。
その顔をみるのがすき。
手をぎゅっと握りながら
目を瞑って自分の気持ちいいとこにおれのを当ててる
『…んっ…………あっ………』
閉じていた目を開いて、こっちを見つめてくる…
ナカがきゅうと一層締まって
トロトロしたのが溢れてくる
なんでいつもおれの目をみるとナカが締まるんだろ…
腰の動きが速くなる
『……あッ…』
穂波の腰がビクンと浮く
目を閉じて呼吸を整えてる。
…みたいに見える