第11章 暁
ぎりぎりまで引き抜いて、一気に突く
肌と肌が当たる音
クチュクチュと鳴る水音
それから2人の荒い息
ゾクゾクする
だんだんとまた、腰の動きが速くなる
穂波は身体はくったりしてるけど
顔はとろんとしてて、
ナカはものすごく締まってる
あーどうしよう
このままイクか、迷う
穂波が腕を伸ばしてきたので
抱きしめてキスをする
あれ、穂波腰振ってる
「…穂波、上乗って、動いて?」
『…え。……あ、うん』
「…ん」
すごく恥ずかしそうにしてて、かわいい。
穂波はおれに跨り、
そっと掴んで、ゆっくりと沈めてく
柔らかく、艶かしく動く曲線
ふるふると揺れる2つのまぁるい胸
ゆっくりと振り乱す頭
なびく髪の毛
目を瞑り、口はふわっと開いたままで…
すごく …きれい
ずっとみてたい
だんだん腰の動きが速くなる
頭を振り乱して、顔が見えない
「…穂波、顔見せて」
髪を掻き上げながら
こちらを見つめてくる
とろんとした目
ほわんと開いたままの口…
見てるだけで、気持ちいいくらい
それから、穂波はおれの目を見ると
ナカももっととろとろになって、それからもっと締まるんだ
『……ンンッ………』
ほら。
ピクンと反り返るようにしてから
こっちに倒れ込んで来そうになる