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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第25章 秋刀魚


ー研磨sideー




…いつの間にか寝ちゃったらしい。
穂波はおれの隣で今も寝てる。

浴衣は脱いで畳んで置いてある。

…裸。





寝る前のことを思い出す。





初めて首を絞めた
絞めたいと思ったのも絞めようと思ったのも初めて

息はできるように、頸動脈だけを絞めてみたけど…

視覚的なのと絵面的な快感とあと支配欲が満たされる感じまでは想像してたけど
まさかナカがキュッとしまるなんて思いもしなかった

すごい、気持ちよかった…
たまにでいいけど、またしたい。
浴衣なのがまたよかったのかな…
ほんと、穂波の前では普通の男だなってしみじみ思う。






17:10。



穂波のこと起こした方がいいかな。






ーコンコンッ






「研磨ー、穂波ー 寝てんのー?」








周平だ。








「今、起きた。穂波は寝てる。 ちょっと待ってて」







おれも穂波も裸だし。








「や、いいよ別にここで。どーせ服着てねーんだろ」

「………」

「もーすぐ信行くんとか数名帰るっぽいからさ、声かけとこうと思って」

「あ、そっか。うん、わかった。ありがと」

「…研磨も穂波も裸なの?否定しなかったけど」






…カズマもいるのか
カズマとはいえ小4。なんて答えればいいの







「…でも浴衣とか着たままの方がエロくない?」

「着たままして、寝る前に脱いだんじゃね?」







気にかけて損した。
ていうかもう、他所でやって。
ドアの前でそんな話しなくていいのに。






「ふーん…やっぱ否定しないし。 ずる、研磨。 いいな」

「じゃあ、カズマいくぞ。あんま想像すると勃っちゃうよー。若い身体は正直だからなぁ」

「………」






カズマと周平が去って行く足音が聞こえる。







おれらが大学卒業するのが約6年後?
その頃カズマは16。
カズマが18の時、おれらは24。

このままカズマがスケーターとして活躍したら…
いや、しなくてもこの落ち着きはかわんないし。

…それまでにケッコ…





いやだからふわふわしすぎ
それにカズマ意識してとか動機がおかしい





穂波起こそっと。






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