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【ONE PIECE】人はそれを中毒という

第22章 番外編 舐めロー


日中の活動時間の間、あまり恋人らしい雰囲気は出さずあくまで船長とクルーを保つ。
色ボケな船長など見たくないし、クールにニヒルな笑みのローも好きなのだ。是非とも手配書のような悪どい顔をお願いしたい。

だが稀に変なスイッチが入ったローに詰め寄られることもあって。
今のように人気のない書庫の奥、棚に押し付けられることもたまにある。

「口開けろよ」

誰か来たらなんて言い訳はローに通用するわけがなく、顎にあった手を押し上げ真上を向いた口に赤い舌を遠慮なく突っ込んでくる。

くちゅくちゅと唾液を絡ませ、上顎や舌の付け根までも這わされれば息苦しさからクロエの目に涙が浮かんだ。
目を閉じずその様子をつぶさに見ていたローは、苦しくもあり気持ちよくもある複雑なクロエの表情に興奮して息が上がっている。
僅かに唇を離せば細く伝う糸。それごと舐めとりうっすらと赤く色付いた頬にキスを落とす。
うっとりとこちらを見つめる瞳を覗き込みながら、ローの手はするりとクロエの内腿から足の付け根を撫であげた。
 
「なぁ、今からいいか?」
「え、まだ昼…」
「舐めてぇ」
「なめっ…!?」

驚いたときには前は開かれていて、肩からツナギが滑り落ちた。

「ちょっと、こんな所で…」
「誰か来たら飛んでやるよ」
「そう、じゃなくて…」

へそに口付けそのまま下に降りていく頭を離そうと押すが、腰をがっちりと捕まれて梃子でも離れない。
無駄な努力とわかってはいるが落ち着かせようと試みるがやっぱり無駄で、ツナギから片足を抜き取り、しゃがんでいるローの肩に担ぎあげられた。

「やっ、せめて部屋に…」

下着のクロッチ部分をずらし、しっとりと濡れる秘部に顔を近付けるローに息を飲む。
これからされるだろうことに期待して濡れる秘部が恥ずかしい。
真っ昼間に書庫の奥で仲間に隠れるように情事に及ぼうとする背徳感からか、クロエの息もローの息も荒く静かな空間に響いた。



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