第12章 おはようのキス 番外編(レオンルート)
「レオンっ好きなのっっ私もっ初めて会った時からっ」
身分違いの恋だって、叶わない恋だと思ってたから、必死に自分の心を押さえつけてた。それが叶ってしまった。
ジュプジュプと、レオンの肉塊を咥え込んだ蜜壺から卑猥な水音が響き渡る。
「あっ気持ちいいっ気持ちいいよぉっ」
私は無心で腰を打ちつけ、レオンの肉塊を締め上げていた。
「くっ、、もう出るっっ」
レオンの声がしたかと思うと、肉塊がまた一段と硬くなり直後、ビュルルルと白濁液が蜜壺を満たしていくのを感じた。
「あっんん」
私も同時に頭の中が真っ白に弾けるような感覚におそわれ、意識を手放していた。
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優しく髪を撫でられている感触を感じる。
目を開けると、優しく微笑むレオンの顔が眼前にあった。
好きな人にこんな風に見つめられてて、しかもその人は裸で逞しい裸体が目の前にある。私は同時に先程の情事を鮮明に思い出して、真っ赤になっていた。
「レオン、私。。。」
とんでもないことしてしまった。。
「一国の王子の上で娼婦顔負けの乱れ方だぞあれは」
「レオンもう!」
「んで、俺とジンとどっち選ぶ?」
それは、と言いかけて言い淀む。こんな私が、レオンと言っていいの?
「いや、そこは俺の名前即答してほしいとこなんだけど?」
「だって。。私、ジンさんにたくさん、、、抱かれてきて、その、レオンに選ばれる資格ない、から。。」
レオンのことが大好きで大好きで仕方ないからこそ、すでにジンさんに手をつけられてる私がレオンのことを今更好きなんて言えるのか。。
「さっきはあんなに俺を求めてくれたのにな」
レオンの長い指が私の鼻をつまむ。
「んにゃっ」
「ジンにすでに抱かれてるから自分は相応しく無いとか勝手に考えんなよ。まぁ、回数的にはまだまだ相当ジンの方がアドバンテージ高いことはわかった」
「アドバンテージって。。」
「くっそ、とりあえずジンより多く抱いてやるよその上でお前の全部貰うからな」
「えっレオン?」
レオンの眼が心なしか怖い。
「俺でお前を上書きしてやる。誰も文句言えないくらいにな」
レオンがグッと身体を抱きしめてくる。
「レオン、私もう今日は無理だから。。これ以上は。。」