第19章 帰郷
「っ、やっ!
カカシ、ここ、外だから……あっん!!」
知り尽くした弱い部分を的確に責めると、サクが可愛い声を漏らしてギュッと目を瞑る。
その声に嗜虐心を煽られ、手を止めることなくイジワルに聞き返す。
「外だから?」
「……や、やだ……」
潤んだ瞳に見つめられて、理性の糸が解けていく。
「こんな暗いし森の中だから、誰もいないよ」
オレはそう言うと、幹に押さえつけていたサクを膝の上に座らせ、着ていた外套で2人をすっぽりと包み込む。
触れるサクの体は熱くて、すぐにでも一つになれそうだった。
「サク、したい……」
甘えるように頬をすり寄せながら気持ちを吐露する。
「……っ。……一回だけ、だよ?」
小さな声で答えて恥ずかしそうに見上げてくるサクが可愛すぎて、クラクラと眩暈がするほど欲情してしまう。
オレはサクの手をオレの首に回させると、深く口付けながら、サクの中に溶けていった。
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