第7章 6話
の分を持ってきてくれた爆豪は横に座り黙々とご飯を食べている。
切「ていうか俺、思ったんすけど先生って強いっすよね?」
『そうかな?』
他愛のない話をしていたのだが、切島がふと思い出したかのようにに話題をふる。
『普通だと思うよ
私プロヒーローじゃないし』
切「そこなんすよ!!」
興奮気味に食いついてくる切島はおとといの戦闘を思い出す。
切「プロヒーローじゃないにもかかわらず相澤先生とオールマイトと共闘
実力だけで言ったらプロにも劣らないんじゃないですか?」
『まぁ相澤先生とは一応兄妹だしなんとなく一緒に戦えるってだけ
個性を消す相手もむこうがサポートしてくれるしね
オールマイトとは共闘、っていうか役割分担みたいな感じだったね
私にあの脳無は倒せなかったし』
上「そんなにすごかったんなら俺も見たかったなー」
切「ど迫力でこれがプロの世界か!って感じがした!」
戦闘シーンを事細かに上鳴に教える切島の話を上鳴は興奮気味に聞いている。
爆「お前個性なんなんだよ」
『え』
一言も話さず黙々と食べていた爆豪がふいにに個性を聞く。
切「そういや俺も知らない」
上「俺も」
3人の眼が教えてくれと言っているが、はまだ伝える気はない。
それに一番に教える相手は決まっている。
『いずれわかるよ』
爆「は?」
『あなたたちからしたら私の個性は没個性に見えるかもね』
切「んー
てことは戦闘系じゃない・・・?」
上「異形系でもないしな」
顎に手をあてて考え始めた二人とは対照的に爆豪はまるで納得いっていないようだった。
爆「(個性も言えねぇやつに・・・守られた・・・?
ふざけんなよ・・・)」
は爆豪がぎゅっと強く拳を握りしめているのに気付いたが、気づかないふりをした。