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僕のヒーローアカデミア【轟焦凍】

第6章 5話


脳無が右手を振り切ると爆風が起き、拳は何かに当たり近くの壁に当たる。

砂埃が舞い上がる。

緑「かっちゃん!!」

それを狙われた爆豪だと思った緑谷は思わず名前を叫ぶが、気づけば横にいた。

緑「よっ、避けたの!?すごい・・・!」

爆「(何も・・・見えなかった・・・)

違ぇよ黙れカス」

近くには一緒に爆風に飛ばされた焦凍も切島もいる。

目の前には・・・・オールマイトも。

緑「じゃ、じゃああれは・・・」

焦「まさか・・・!」

誰がいないのか。

オ「(しまった

反応が一瞬遅れた・・・!!)」

『ほんと馬鹿力・・・』

どこからか短剣を取り出し、それを盾に爆豪の代わりに拳を受けたがいた。


棒と同じ素材で出来ていた短剣は今の衝撃で粉々に砕けてしまった。

『(万が一の為に持っておいてよかった・・・

けど・・・)』

短剣を支えていた腕は守りきれなかったようで完全に折れている。

足も衝撃に耐えようと踏ん張ったのだが数メートル力に負けた。

裸足で戦っていたため足の裏は引きずられて血だらけだ。

爆「なんで・・・」

切「おい、先生やべぇって・・・!」

焦「・・・・」

『退かすぐらいもうちょっとスマートにできないもんかな?』

粉々になった短剣は柄しか残らなかったので近くに投げ捨てた。

死「仲間を助ける為さ、しかたないだろ?

お前だって俺を思いっきり蹴り飛ばしたりしたろ?

他が為にふるう暴力は美談になるんだ

そうだろ?ヒーロー?」

死柄木は暴力がヒーローと敵でカテゴライズされ善し悪しが決まるこの世界に不満を持っていると言っている。

オールマイトは平和の象徴ではなく抑圧のための暴力装置だと。

オールマイトを殺すことで暴力は暴力しか生まないと世の中に知らしめると言っている。
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