第15章 14話
相「よぉ、暇してんな」
『そりゃあね』
タイミングよく入ってきたいつもとは違いスーツを着ている相澤に今考えていた武器の話をする。
相「あー・・・そういやそうだな
わかった
言っといてやるが時間かかんだろ?」
『そうなんだよね
だから壊したくなかったのに・・・』
相「今回に関しては仕方ねぇだろ
今までと同じもんでいいんだな?」
『うん、お願いします
そういやなんでスーツ?』
相「家庭訪問だ
全寮制になる話しただろ」
『ああ・・・』
そういえばそんな話もしてたなと思い出す。
相「お前も寮に入る様にとの校長の指示があった」
『え、なんで』
相「今回お前が攫われた原因はその身体能力の高さ
こっち側としてもまた攫われて万が一脳無にでもなられたら困るって事だろ」
言葉を隠さず言う相澤にもまぁそれもそうかと納得する。
しかし生徒の為の寮に狙われる可能性のある自分が入ってもいいのかと思う。
相「校長がいいって言ってんだからいいんだろ」
『私はいいけどさ
ていうか私いつ退院できるの?』
相「検査の結果が出たら退院できるらしい
結果は明日明後日にはでるだろ」
『えー、じゃあまだ帰れないじゃんか・・・』
の着替えと見舞いに持ってきた果物を荷物から取り出し、果物は冷蔵庫に入れる。
相「一応明日って聞いてるからな
着替えも置いていく
退院する時間わかったら・・・・携帯もないんだったな」
『あの騒動でどっかいっちゃったんだよね
バックアップは取ってあるから新しいの買えば大丈夫なんだけど』
携帯に連絡しろと言いたかったが、今は携帯を持っていない。
めんどくさそうに頭を掻いた相澤は携帯を見ながら近くにあった紙に電話番号を書く。
相「時間わかったらここに連絡しろ」
『?
兄さんの番号こんなんだった?』
相「細かいことは気にするな
いいな
ちゃんと連絡しろよ
一人で帰ったら刀頼んでやらないからな」
『はーい』
じゃあな、と帰る相澤に話し相手がいなくなったと心細くなったがあと一日の辛抱だと早めに寝る事にした。