第15章 14話
オールマイトがこちらを気にしながら戦ってくれているのはわかっていた。
は後ろにいる爆豪を守らなければいけない。
敵が集中してしまうと守りにくくなる。
マ「あたしらを一人で?」
トガ「やっぱり先生かっこいいです!
一緒に行きましょう!」
『爆豪君、上ちゃんと見ててね』
爆「は?上?」
は敵を視線から逸らさず大きく息を吸い込んだ。
『助けたいなら空から来て!!
敵は私一人で十分!!
私は私のヒーローを信じてるからね』
(((!!)))
オ「君、なにを・・・?」
意味がわかったのはここにはいない5人。
『さぁ、私を倒さないと爆豪君は手に入りませんよ』
死「相変わらず腹の立つ女だ」
笑うは6人を一人で相手にする。
爆豪は言われた意味がわからず上を見るがなにもない。
爆「ちっ・・・意味わかんねぇ・・・」
戦っているを見れば確実に倒すより、爆豪に近づけない様にして戦っている。
自分がすべきことはここから離脱すること。
わかってはいるがさっきのの言葉の意味もわからない。
自分も戦うべきかと悩んだ瞬間、エンジン音が聞こえてきた。
爆「(この音・・・)」
聞き覚えがあると上を向けば、瞬時にの言った事を理解した。
切「来い!!」
爆「・・・バカかよ」
上空に現れた緑谷・飯田・切島に驚きながらも、切島が出した手を掴んで戦線を離脱する。
コ「逃がすな!!」
『逃がすに決まってんでしょ!!』
マグネの個性で飛ぼうとした二人を今度は止める為ではなく、倒すために攻撃する。
マ「まだ間に合う!!
もう一発・・・」
『(打たせるか・・・!)』
メンバーを変えてもう一度打とうとした攻撃はオールマイトを追いかけてきていたグラントリノが止めてくれた。