第14章 13話
もうひとついつもと違うところと言えば、
焦「なぁ」
『・・・・・』
焦「おいって」
『・・・・・』
が焦凍の呼びかけに一切答えず逃げ回っていることだ。
理由のわからない焦凍は明らかに落ち込んでいるが、周りも何が原因なのかわからないため手助けをしてやることもできない。
爆豪だけはざまぁと嘲笑っていたが・・・。
肉じゃがを食べるときも別々だった。
緑谷や飯田に励まされなんとか肉じゃがを食べきっていたが見るからにダメージがでかい。
二人に話しかけられないのならメールでも送ってみてはどうかと言われ送ってみると、返事はすぐに返ってきた。
焦「・・・・・怒ってる」
緑「え、なんで?」
焦「あー、ちょっといろいろ焦り過ぎてやりすぎた」
は正確には怒ってはいないのだが、キスマークをつけたことに対して言ってきている。
人に見えるようにつけて切島にばれたのが相当恥ずかしかったらしく、反省するようにとメールが来た。
緑「な、なにしたのか僕にはわからないけど先生ならきっと許してくれるよ」
飯「そうだぞ
元気を出せ」
焦「ああ・・・」
焦凍自身もやり過ぎた自覚もあり、昨日怒られなかっただけでも奇跡だったので今回はしばらくをそっとしておくことにした。
そして夕食後はクラス対抗の肝試し。
相澤とブラドキングは補習の為抜ける。
相「何かあれば連絡してこい」
『わかった』
いつもの小型無線機を耳につけて、何かあった時の為に完全武装。
相「じゃあ後は頼んだぞ」
『はーい』