第14章 13話
『お待たせ』
切「大丈夫っす」
マンダレイとの話が終わり切島のところに行くとやる気満々で腕をぐるぐる回していた。
周りにはすでに地獄絵図が広がっている。
『えーと、今の切島君だと全身、部分を問わず硬化できる時間は10分程度
最大硬度を知りたいから腕だけ最大で硬くしてもらってもいい?』
切「うす」
こんこんと腕を叩き、ありがとうと言われもとに戻す。
『切島君は硬度の上限底上げに硬化時間の底上げをしてもらいます
で、私が切島君がぎりぎり”防げない”力で硬化してる時間ずっと攻撃するからそれをぎりぎりまで防いでね』
切「うす」
『じゃあ、あっちで始めようか』
切「うっす!」
あっちと言われて来たのはみんなから見えない岩陰。
『ごめんね
私あんまり人に見られて訓練するの得意じゃないんだ』
切「なんか秘密の特訓みたいでかっこいいっす!!」
よかった、と笑うは6本の刀を腰から抜き、5本は地面に置く。
刀を抜き切島に好きなタイミングで硬化するように言う。
『切島君が硬化した瞬間に始めるから』
切「はいっす」
この時切島はどこかでを甘く見ていた。
先ほどのボール投げの記録のこともあり、自分の硬化を破る腕力はないと。
だがそれはすぐに考えを改めることになる。
始まってから1時間ほど経過したとき、B組がやってきた気配がしては切島に休憩と言いブラドキングの元に走って行ってしまった。
へたり込んだ切島は全身傷だらけで息も切れている。
切「(まじかよ・・・・
ほんとにぎりぎり俺の硬化で防げない力で攻撃してくっし、限界になって硬化が解ければぴたっと攻撃止める・・・
なめてた・・・)」
少しでも気を抜けば傷ができる。
しかもインターバルなしで1時間ぶっ通しでここまできた。
がやっているのは高速で突きを硬化時間中繰り出し続けるというものだ。
力加減はの技量でぎりぎりのところをついてきている。
まったく疲れを見せないに切島は尊敬を強めた。
切「(さすがだぜ・・・
こんなマンツーで教えてもらえる事そうそうない
強くなってやんよ)」