第14章 13話
連れてきたのは人気のないロビー。
もうすぐ就寝時間なのでみんな自分の部屋に帰っているのだろう。
焦「なんだ?」
爆「・・・・・あのクソ女のことだ」
焦「・・・・のことか?」
最初誰のことかわからなかったが、爆豪が自分を呼び出し話があるとすればのことだろうとさすがに気づいた。
爆「俺はあいつをお前から奪う
お前とあいつの間に何があろうと引き下がるつもりはねぇ」
焦「!!
爆豪・・・」
爆「言いたいことはそれだけだ
余裕ぶっこいてんじゃねぇぞ」
焦「待て
俺だって誰にも渡すつもりはない
先に好きになったのは俺だ」
その言葉にぶちっと切れた爆豪が焦凍の胸倉をつかみかかる。
爆「てめぇこの間も予約してるとかなんとか言ってやがったな!!
んなの関係ねぇんだよ!
最終的に決めんのはあいつだ
選ばれなかった方が負けんだ
好きになったのが先か後かなんて意味ねぇ!!」
焦「気持ちは・・・伝えたのか?」
爆「・・・・ああ
さっきな」
爆豪のいう事に納得し、焦凍は爆豪がに気持ちを告げたのかと問う。
それに答えた爆豪に焦凍は、小さくそうかとだけ返事をする。
爆「てめぇにだけは言っとくべきだと思った
それだけだ」
焦凍の服から手を離して爆豪は部屋に帰る。
焦「そうか・・・・
爆豪もを・・・」
うかうかしてられないなと手をぎゅっと握りしめ焦凍も爆豪の後を追うように部屋に戻った。