第14章 13話
『轟君、爆豪君』
二人に片腕ずつ持たれ、峰田から引きはがされる。
焦凍も腕をつかんでいると気づいた爆豪は不機嫌そうにの手を離した。
焦「戻るぞ」
『え?』
ぐい、と前の席に連れて行こうとする焦凍を峰田の焦った声が止める。
峰「おい轟!!
なに先生連れてこうとしてんだ!!」
爆「おい」
峰「ひっ・・・」
叫んだのは焦凍に対してだったが、反応したのは爆豪だった。
爆「てめぇ気分悪いならおとなしくしてろや」
人を殺せそうな視線に震え上がる峰田を見て焦凍はを前の席へ連れ戻してきた。
無事に帰ってきたにクラスメイト全員がほっとしたことには気づいていない。
(((うちのツートップ怒らせたらバス破壊される・・・)))
焦「あいつは爆豪がなんとかしてくれる
は青山を見てやってくれ」
『う、うん』
また席を譲る譲らないでひと悶着あったが、結局最初の位置に落ち着いた。
焦凍の足元にはがいる。
後ろがしーんと静まり返ったことは誰もが気づかないふりをした。
相「(・・・・・峰田のやつ誰でもいいんだな
に対しての対策も必要か・・・)」
一番前の席でため息をついた相澤に誰も気づくことはなかった。