第13章 12話
グランドに行けば、エンデヴァーが腕組みをして仁王立ちしていた。
エ「久しいな」
『ヒーロー殺し以来ですね』
エ「・・・・今日で決着がつく」
『はい』
エ「後悔はないな」
『はい』
エ「制限時間は5時間
5時間後どちらも立っていればお前の勝ち
俺は個性の使用有でいいんだな」
最後の確認をするようにに問えば頷きが返ってくる。
エ「では早速はじめようか」
『よろしくお願いします』
構えた二人の間に静寂が流れる。
モニター室も始まりを唾を飲んで見守る。
先に動いたのはだった。
刀を抜いた風圧を使いエンデヴァーに攻撃するが、予測していたようで軽く避けられる。
エ「ふんっ」
がいた場所に拳を繰り出してきたので、それを避け後退する。
先ほどが立っていた場所には小さなクレーターが出来ていた。
次々に繰り出されるエンデヴァーからの攻撃を、刀で防ぎ力を受け流す。
エ「さすがだな」
いったん距離をとったエンデヴァーは個性を使い、炎で攻撃してきた。
それも風圧で切り裂き、今度は攻撃を仕掛ける為にエンデヴァーの背後から頭めがけて蹴りを出す。
腕で防がれてしまったがびりびりと震えているところをみると少しは効いているように見えた。
エ「以前より威力があがったな」
『ありがとうございます』
にやっと笑うエンデヴァーにも笑顔で返し攻撃を続ける。