第13章 12話
期末試験の次の日。
相「予鈴が鳴ったら席につけ
おはよう
今回の期末テストだが・・・残念ながら赤点が出た
したがって・・・林間合宿は全員行きます」
「「「どんでんがえしだあ!!」」」
相「筆記の方はゼロ
実技で切島・上鳴・芦戸・砂藤あと瀬呂が赤点だ」
林間合宿に行けないと思っていた不合格組はどんでん返しに喜んでいる。
ただ、林間合宿は強化合宿の為赤点を取った人こそ参加すべきだと告げる。
しかし、赤点は赤点の為、林間合宿中に別途補習がある。
相「ぶっちゃけ学校に残っての補習よりキツイからな
じゃあ合宿のしおりを配るから後ろに回してけ」
相澤が合宿のしおりを配り、全員にいきわたったのを確認したところでもう1枚プリントを配る。
相「あと、強制ってわけじゃないが明日これがある
見たい奴は来い」
緑「これって・・・」
相澤が配ったプリントには明日のとエンデヴァーの対決のことが書かれていた。
相「ま、組手みたいなもんだ
あいつの個性はお前らも知っての通り戦闘向きじゃない上にそれを応用したところで戦闘には使えない
だからこそあいつは自分の体を鍛えてる
身をもって体感してるはずだ
あいつは昔からエンデヴァーに稽古をつけてもらってる
そういうのを見とくのもお前らにはいい機会だ、勉強にはなる」
焦「・・・・・・・」
ちらっと焦凍を盗み見れば知っていたのか、無表情だ。
相「って言っても休みの日だ
さっきも言ったが自由参加だから好きにしろ
以上」
相澤が出て行ったあと、緑谷と飯田が焦凍の机に集まる。
緑「轟君、これって・・・」
焦「ああ
俺も昨日聞いた」
飯「とうとう最後の決着をつけるのだな・・・」
緑「轟君は見に行くの?」
焦「来てほしいって言われてる
必ず勝つからって・・・」
無表情のままプリントを見つめる焦凍は何を思っているかわからない。
緑「僕も見に行くよ」
飯「俺もだ!!」
焦「緑谷・・・飯田・・・」
緑「応援人数は多い方がいいでしょ?」
焦「・・・ありがとう」
事情を知っている二人とあと数人、勉強になるならと来ると言っていた。
爆「(エンデヴァーとあいつの・・・?)」