第12章 11話
『(勝負は長引くほど不利・・・
わかってるよね・・・)』
小型無線機で伝えたいことを伝えたは合図を待つ。
これが自分に、みんなのためにできる最善だと信じて。
相「轟、爆豪、緑谷、飯田今から俺が合図したら自分の最大火力であの蛇に攻撃しろ
狙いは頭、もういいと言うまで攻撃は止めるな」
いきなり何を言われているかわからなかったが、4人は了解と頷いた。
相「他のやつらはを守るやつと攻撃する奴に別れろ!!
俺の合図で一斉に攻撃を開始する!!」
「「「はい!!」」」
「はっ、一斉攻撃したって意味ねぇよ!!」
迅速に対応する生徒たちを見て、小型無線機のスイッチを入れた。
相「いけるか」
『もち、ろん』
「「「先生!?」」」
ふらっと立ち上がったに傍に残っていた麗日と八百万、芦戸は驚いた。
『長くは持たないからね!!』
相「全員やれ!!」
相澤の合図とともに1-Aの最大火力の攻撃が繰り出される。
その攻撃は約10秒間続いた。
相澤の合図とともに攻撃が止む。
相「・・・・・残念だったな」
「な、なぜ攻撃が・・・」
大蛇はぼろぼろになり塵のように消えていく。
男は蛇がなぜ攻撃を受けたのかわからず困惑している。
相「寄生する奴を間違えてんだよ」
「は?」
くい、っと相澤が首を向けた方に視線をやれば拳を岩にぶつけて立っているがいた。
「ま、さか・・・」
相「はい、そのまさか
身体にもありえねぇほどの激痛が走ってるってのに、さらに衝撃与えて意識を少しの時間だけはっきりさせるって聞いた時には・・・」
力尽きたのかふらっと倒れたを急いで生徒たちが支えに行く。
相「あいつ本物のあほかと思ったぜ」
「そんな・・・」
爆「あいつなめてんじゃねぇよ、この寄生虫が!」
焦「を傷つけた事後悔するんだな」
「あ、えと・・・俺自体は・・・そんな強くなくて・・・」
今更命乞いをする男に相澤はため息をつくと、お前たちの好きにしろとだけ言いの方へ歩いて行ってしまった。
森には男の叫び声と爆発音が響き渡った。