第12章 11話
「いいねいいね
雄英の先生ってのは!!
精神力も気力も体力も一般人とは大違いだ!!」
嬉しそうに笑う男に生徒たちは怒りで拳を握りしめる。
(((こいつが・・・先生を・・・)))
苦しんでいたのを知っている。
泣いたのを知っている。
自分のことより周りの心配をしていたのを知っている。
一人で解決しようとしたのを知っている。
だからこそ、許せない。
相「目的はなんだ」
「恨みさ」
相「恨みだ?」
「俺は数年前ヒーローを志してこの雄英を受けた
だが、実技試験で不合格になり俺は三流の高校へ
就職も思ったようにいかなかった
俺の人生を狂わせたのは雄英のせいだ!!
のんきにこの学校で学んでる奴が憎い
俺を落とした教師も憎い
だから俺はこの個性で雄英に立ち向かえる奴をつくっていたのさ!!
その女に当たったのはたまたまだったが、こんないい奴をつくってくれて感謝してるよ!!」
男が高らかに笑えば、生徒たちが一斉に飛び出す。
爆「言いたいことはそんだけかクソが!!」
爆豪の一発目から次々に男めがけて攻撃を放っていく。