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僕のヒーローアカデミア【轟焦凍】

第12章 11話


芦「みんな!!」

芦戸の声で黙って座っていた男子たちが席を立ち、を逃がせまいと行動する。


後ろの扉の前には飯田が立ちふさがり、他の窓や扉は焦凍が凍らしてしまった。

今度こそ拘束する為に瀬呂がテープを飛ばしてきたり、峰田がもぎもぎを投げてきたり、蛙吹が舌で捕獲しようとしてきたりで狭い教室内を逃げ回る。

上「さすが先生

一筋縄じゃいかねぇな」

『いやいや・・・

みんな急にどうしたの・・・』

寝不足な上に着慣れないパンツスーツ。

いつもより動きは鈍かった。

爆「てめぇさっさとつかまれや!!」

爆豪までもが何故かを捕まえようと参戦してくる。

緑「先生ごめんなさい!!」

緑谷も新しく覚えたフルカウルで捕らえに来ている。

焦「みんな心配してんだよ

お前のこと」

『え・・・?』

焦「いつもは素早い行動できるがぼーっとして、隈作って、服装変えて

それで心配しない奴がこのクラスにいると思うか?

だからその変わった服装を脱がせば理由がわかると思って相澤先生にこの時間を使わせてもらえるように頼んだんだ」

『・・・・そっか

心配してくれてありがとう』

みんなの心遣いは嬉しい。

けれど、

『けど、私は何も言うつもりはないよ』

「「「!!」」」

『何をされようと、何を言われようと何も言う気はない』

完全なる拒絶。

生徒たちはどこかならここまですれば話してくれると思っていた。

しかしは言うつもりはないと強く主張している。

爆「てめぇこの期におよんでそんな口聞いてんじゃねぇよ!!」

『ごめん』

謝る事しかできないは拳を強く握りしめる。
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