第10章 9話
飯田の診察が終わり、左手には後遺症が残ると言われた。
それを後から帰ってきた緑谷にも伝え、この後遺症を残すという話になった。
既に腕がぼろぼろな緑谷が一緒に強くなろうと、二人で決意していた。
そのあと友人たちの腕がぼろぼろになっていく姿に、焦凍がはっとしたように”ハンドクラッシャー的存在”になってしまったと落ち込んでいたので、笑いながらみんなで励ました。
病室からの帰り道、公衆電話のところにグラントリノがいたので声をかけて帰ろうと近寄った。
グ「ふぅ・・・」
『グラントリノ』
グ「!!」
ちょうど電話が終わったタイミングで話しかけられたようで、グラントリノは急に現れた##驚いている。
グ「ああ、あんたか
なにか用か」
『いえ、今日はもう帰るのでご挨拶だけでもと思いまして』
グ「そうかよ
時間あるなら少し話していかんか」
『?
私でよければ』
グラントリノに誘われ、近くのたい焼き屋の屋台で話すことになった。