第10章 9話
『どう?』
焦「・・・なんかうまい事さらしだけ切れてなくてさらしのないところがちょっとだけ切れてる
これ普通の素材じゃないのか?」
『ああ
そりゃ火災現場とかで燃えても困るし、今日みたいに切られでもしたらめんどくさいでしょ
だから特別な金属を錬りこんで作ってあるんだよ』
焦「そ、そうか」
これで心臓狙われても大丈夫!と言うに以外に防御力の高かった装備に驚いた。
エ「おい
まだ終わってないぞ
そこまでにしておけ」
普通に会話をしていただけなのに少し怒られたは一応謝ったが腑に落ちないような顔をしている。
『大体エンデヴァーさんがあいつを取り逃がさなかったら、ヒーロー殺しも逃げたりすることなかったんですからね』
エ「そういう貴様こそ
確りととらえていなかったからあんな簡単に逃げられたのだろう」
『こっちの都合も考えないで急に出張させて応援要請だしてきたのエンデヴァーさんじゃないですか!
私ヒーローじゃないって何度も言ってますよね!』
エ「今回の案件に関しては貴様の力を見込んで要請を出してやったんだろうが
ヒーローではなくとも資格を持つ以上犯罪者を捕まえる事は当然の責務だ」
『ヒーロー殺しなんですから私が狙われるわけないのわかってて言ってます!?
こっちは情報も何もないまま日が暮れるまで一人で虱潰しに探したんですからね!』
エ「だから最後はちゃんと情報を渡しただろう」
『それは焦凍君からの情報でしょう
しかもさかのぼれば緑谷君が焦凍君に送ったものです
エンデヴァーさんは何もしてないじゃないですか!!』
長い口論をする二人にまわりは全くついていけずぽかんとしている。
だが、一番困惑しているのは・・・
焦「え・・・知り合い・・・?」
今まで二人の接点などないと思っていた焦凍が一番衝撃を受けていた。