第9章 8話
芦戸も簡単に倒されてしまい、次は蛙吹の番だが我先にとやりたくなった生徒がじゃんけんをしている。
爆「うし」
勝ったのは爆豪。
爆「死なねぇ程度に殺してやんよ」
『・・・難しい事してくれるね』
掌を軽く爆発させながら、遠慮なしに突っ込んでくる。
死ねぇ!やクソが!と暴言を吐きながら攻撃してくる爆豪には悪態をつきながらじゃないと攻撃できないのかなと思いながら避ける。
爆「避けんな!!」
『避けなきゃ痛いでしょ
(スピードのある爆豪君にはちょっと力技もないと勝てないかな)』
一度距離を取って腰を落とし、刀に手をかける。
爆「やっと抜くんか!!
抜いたって負けねぇけどよ!」
『どうかな』
それもまた一瞬の出来事だった。
爆豪がに向かって足を向けた瞬間、爆豪の両手の手榴弾のような装備が粉々に破壊されたのだ。
爆「な!!」
驚いて爆豪が瞬きをした一瞬後には刀を首ぎりぎりのところで止められていた。
『爆豪君が次の爆発とさせるか私が刀を引くのが早いか
どっちだと思う?』
ひんやりとした感触が首に当たり、これが訓練ではなく本当の戦いであったならば負けていると悟った。
切「嘘だろ・・・
爆豪に勝っちまったよ・・・」
あの爆豪に傷一つつけられることなく勝った。
それはいつも事務員として働いている姿からは想像できないものだった。
オ「(嘘だろ君・・・
きみってこんなに強かったの?)」
『さ、次の人どうぞ』
首から刀を離された爆豪はもう一度やれとに迫っていたが、オールマイトに止められ強制的にみんなの場所に戻された。
切「次、俺お願いします!」
『はい』
切島は個性が体の硬化の為近接戦闘になる。
素手で受け止める事は出来ないので、体術を駆使して足技で攻めることにした。
切「これ、なにか入ってるでしょ!」
『ご名答
金属入ってるよ!!』
硬化した腕で殴っているのにびくともしないの足に切島は殴っているものが人間の皮膚より固いものだと気づいた。
の靴には両足の脛に金属が入っているためちょっとやそっとでは壊れない。
切「くっ、そ」
持久戦になってしまい硬化できなくなったところをに抑え込まれて切島の敗北となった。