第9章 8話
1番手は取り敢えず出席番号1番の青山になった。
『出席番号順にしたんだね』
青「そうさ!!」
無駄にきらきらしながらポーズをとっている青山。
あまり話した事はないが、個性を使ってるところは見た事がある。
『始めるタイミングは好きにしてくれていいよ
本番じゃ始めって言われないしね』
青「オーケー」
生徒たちは自分たちの番が回ってくるまでに何かつかめないかと真剣に見ている。
だが、1試合目の青山は一瞬にして勝負がついてしまった。
青「あれ?」
『私の勝ちだね』
青山がを狙ってビームをベルトから出した直後、目の前からが消えいつの間にか後ろから地面に倒されたのだ。
緑「な、んだ今の・・・」
上「いつ後ろに回ったんだ?」
の動きが見えなかったようで、全員ぽかんとしている。
八「まさか先生の個性はスピードなんじゃありませんか?
飯田さんのような」
焦「いや、あいつの個性はそんなんじゃねぇ」
八百万がの個性について意見を出すが、唯一個性を知っている焦凍が否定する。
切「やっぱお前先生の個性知ってんだな」
焦「ああ
けど戦闘で使えるもんじゃねぇ
大雑把に言や精神の癒しみたいなもんだ」
飯「なんだいそれは」
焦「気持ちを落ち着かせるっていう個性らしい
発動条件は相手に抱きつくこと
発動もしてないはずだ」
焦凍の説明での個性はわかったが、今の動きはなんなのか。
相「考えても仕方ねぇだろ
次行け」