第8章 7話
迎えに来てくれたのは一緒に帰ろうと思ったかららしく、職員室に荷物を取りに行き二人そろって駅まで向かう。
『2位だったんだってね』
焦「ああ
来年は1位獲る」
『うん、頑張って』
結局表彰式まで寝ていたは決勝戦の様子をまだ見ていないので知らない。
焦「明日病院に行こうと思う」
『うん』
焦「きっちりけじめ・・・つけてくるから」
『うん
きっと大丈夫
何かあったら電話してきて』
焦「ああ
ありがとな」
そして焦凍が病院に行った日の夜。
焦凍から電話があり、母親と話した内容を事細かに教えてくれた。
お互いに謝った事、他愛のない今までの話もできた事、の事、父親の事。
『よかったね』
焦「ああ
またお母さんがに会いたいそうなんだが、来てくれるか?」
『私でよければ』
焦「ありがとう
また今度なんかお礼する」
『いいよ
焦凍君が一歩前に進めただけで十分だから
私も私なりに出来る事をやるよ
そう思わせてくれたのはみんなの・・・焦凍君のおかげだから』
焦「?
よくわからねぇが役に立てたならよかった」
『いつもありがとう
また学校でね』
焦「ああ
こちらこそいつもありがとう
また学校で」
焦凍との電話を切って、そのまま別の人物に電話をかける。
『あ、もしもし?
ちょっと頼みがあるんだけど・・・』