第8章 7話
が眠っている間にいよいよ体育祭トーナメントは決勝へ。
轟VS爆豪。
試合が始まる控室2。
焦「(に言われてお母さんに会おうと思えた
緑谷と戦って会う前にちゃんと考えようと思えた
と話した時は、けじめをつけるならお母さんに会う事だって思ったが、緑谷にまで言われてこの力と・・・親父とどう向き合うべきか考えないとと思った)」
左手を見つめながら考え事をしていると、控室の扉が大きな音を立てて開いた。
爆「は?」
対戦相手であるはずの爆豪の控室は1のはずだが、驚いているところを見ると間違えたのだろうと焦凍は爆豪から視線をそらした。
それがいらっとしたようで、机を軽く爆発させながら怒鳴ってくる。
爆「どこ見てんだよ半分野郎が!!」
焦「それ・・・」
爆「あ?」
焦「緑谷にも言われたな・・・
あいつ・・・無茶苦茶やって人が抱えてたもんぶっ壊しにきやがった
幼馴染なんだってな
昔からあんななのか、緑谷は」
爆「あんな・・・・クソナード・・・!
どうでもいいんだよ!!」
何が気に障ったのか机を蹴り飛ばす。
爆「うだうだと・・・
どうでもいいんだよ
てめぇの家事情も気持ちも・・・どうでもいいから使ってこいや!
左の炎!!」
焦「・・・・
(今日は・・・左のことでいろいろ言われて、考えさせられて・・・混乱する)」
言いたいことだけ言い切った爆豪は踵を返し控室から出ていこうとするが、何かを思い出したように出ていく前に振り返る。