• テキストサイズ

僕のヒーローアカデミア【轟焦凍】

第8章 7話


今頃ステージでは爆豪VS麗日が行われているだろう。

プレゼント・マイクの実況で大体の戦況はわかる。

『(んー・・・

今日一回足地面に思いっきりついちゃったもんなー・・・)』

は席に戻らず近くの廊下に足を延ばして座っている。

足の裏から血が滲んできているのだ。

焦凍が一番最初に炎を出した時に一度足を思いきり地面についてしまったのが原因だろう。

もともと重傷だった両足を車いすで移動しなくていい様に先に片足だけ治してもらっているため、まだ治っていない方は重傷のままである。

ずきずきと痛む足を引きずってでもリカバリーガールのところに行くか、誰かを呼んで助けに来てもらうか。

松葉杖をついて自分で歩けないのは、急にきた痛みに驚いた時に転び運悪く松葉杖が折れたからである。

『(足をこんなに使わないのは久しぶりだな・・・)』

しばらくぼーっといていると歓声が上がり、実況で爆豪が勝った事がわかった。

『(焦凍君の試合は見たかったんだけどな

次あの緑谷君とだし)』

よいしょ、と壁に手をつきながら血が滴る足を引きずる様に立ち上がる。

保健室まではそう遠くないので、自力で歩いていく事にした。
/ 321ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp