第3章 かむかむ
☆☆☆
(うぅ····、最近全く噛めてない)
任務の事もそうだし、天音さんを中々見かけなくて
うぅ
(···トマトジュースも飽きたんです~~···)
天音さんはマフィアの仕事をしながらまさか探偵社の一員
よよよ
(なかなか会えないのも大変であります)
コッコッコッ
(はぁ··部屋に戻り···ん?)
この匂い
コッコッコッ···たたた
(だんだん近づいてくる···!)
曲がり角を曲がるとそこには
ばっ!
「天音さん!」
「あっ、こんにちは樋口さん」
「何珍しく走って来てんだ?」
「立原さんと一緒でしたか···」
「なんだよその言い方は···っとまたな天音!」
「はい立原さん!」
こそっ
「何かお話を?」
「今度、立原さんおすすめのお店に案内してくれるそうで、なんだが楽しみです」