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明日も君の隣で【twst】

第6章 そんな君だから【エー監】


———ユウside———

「…まだ1日目だから平気だよ」

「嘘つけ。貧血だろ?顔色わりーし」

「そんな事ないって。大丈夫…」

「はいだめー。寮へ送りまーす」

「なっ…!離してよ…!」

「却下。大人しくしねーと落ちるぞー」

「むっ………」

「あ、心配しなくても重くねーからな」

「心配して無いですぅーーーー」

「はぁ?心配しろって…こら暴れんな!」

「わっっっ…!」


ドサっと音を立てて倒れる。
エースは…横か。多分骨は折れてない。


「…だから言ったのに」

「お前が暴れるからだろ!?」

「あーもー分かったって。自分で帰れるから」

「だーめ。送る」

「抱っこはしなくていい」

「しねーーーよ!ん。」

「え?」

「手」

「え?」

「え?何?お前らの世界で手繋いだ事ねぇの?」

「いやあるし」

「俺が嫌なの?」

「違うけど」

「じゃあ繋げば良いじゃん」

「なんかやだ…あっ!」

「はい遅いーもう離しませーん」

「ちょっ…!」

「お前が俺を嫌いになっても離しませんからー俺の好意舐めんなよー」

「あーあ。めんどくさい人と付き合ったなぁー」

「別れ話は勘弁しろよ」

「分かってるって。早く帰ろ」

「はいはい。じゃ…」

「ちょっ抱っこはしないって…!」

「うるさいでーす。未来の奥さんには許される行為なんですーーー」

「なっ…!」




そんなわけでエースと仲良く寮に帰って。
付き合ってからもそんなに距離は変わらない。


エースも案外男らしくて、優しいし、面白いし。
おまけに気が利く時もあるし。
不器用だけどかっこいいし。






エースは私を離さないって言うけど、


こっちこそ離してあげないから。









fin.
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