第5章 烏野高校VS青葉城西高校!!
そして──火曜放課後。
澤村「整列ーっ!挨拶!」
「「お願いしァース!」」
武田「あ〜い。」
青葉城西高校までは、武田先生の運転でバス移動。
私は、一番後ろの席の真ん中に座った日向くんの左隣の席。
日向くんの右隣には、田中先輩が座ってる。
やっぱり日向くんの隣が1番落ち着く...んだけど。
『ひ、日向くん?大丈夫...?』
日向「ら、らいじょうぶ...。」
絶対に大丈夫じゃない!
田中「おい、日向!舞花!ポッキーやるぞ!ポッ...!?お前、何その顔!?」
日向「えっ?あっ、ちょっと昨日眠れなくて...。」
やっぱり、今日の試合緊張してるんだ...。
日向「あっ、ちょっ...窓...。」
日向くんが田中先輩の方の窓に手を伸ばす。
日向「窓開けても良─。」
私は、嫌な予感がして、サッと日向くんの下にビニール袋を用意する。
日向「おえーーーーーっぷ!!」
田中「!うわあああ!!」
『日向くん!動かないでって...!』
日向くんの口から吐き出された吐瀉物の一部が、ビニール袋を外れて田中先輩のズボンにボタボタと落ちてしまった。
『あ!』
田中先輩のズボンが大変なことに!