第4章 烏野高校排球部!!
土曜日。
『...来てしまった。』
私は、日向くんたちのこれからの部活動の運命(?)が決まる3対3の試合を見に来てしまった。
(もう吹っ切れたと思っていたけど...やっぱり私は...。)
そこで私は首を横に振る。
(だからこの事はもう良いんだって!記憶から消すの!)
すると、
ダンッ、ダンッ、ダンッ...
ボールが弾んでいるようなリズムの良い音が聞こえた。
(せっかく来たんだし...ちょっとくらい見に行こうかな。)
私は、惹かれるように体育館に歩いていく。
窓から顔を出し、こっそり中の様子を見る。
そこでは、もう3対3の試合が行われていた。