サバイバーに裏切られたのでハンターになって復讐しようと思う。
第6章 ハンターの屋敷に到着
全員が集まったので、ナイチンゲールがことの事情を話し、私が今日からハンターになると教えた。
ハンターの人たちは、少し信じられなさそうにしながらもしっかりと聞いてくれていた。
まぁ、そうだろう。新ハンターでも何でもなく、サバイバーからハンターに乗り換えたのだから。
「サバイバーで小説家をさせてもらっていました、夏葉です。これからは、ハンターの【鬱病患者】としてやっていきます。急な話ではありますが、どうぞ宜しくお願いします」
「『元』小説家の夏葉はんやね?うちとは初めましてやな。うちの名前は美智子。仲良くしようなぁ」
「はい、これからよろしくお願いします」
「事情は理解しましたよ、レディ。次の試合ではサバイバーどもを全員失血死させてやりましょうね。何度も会いましたが、ジョゼフです。どうぞよろしく」
「わぁー!夏葉ちゃん、ハンターになったんだね!僕はロビー!たくさん遊ぼうね!」
「ごきげんよう夏葉さん。私の名前はマリー。そのままマリーと呼んでください。よろしくお願い致しますわ」
「ふむ……お主とは数回当たっただけだな。我が名はハスター。よろしく頼むぞ」
「……私、は魔女様の信者。えっと、魔女様はイドーラって名前。よろしくね」
「よく言えました。偉い偉い」
「よう!俺様はルキノ様だ!よろしくな!」
「こんにちは、夏葉ちゃん。私はヴィオレッタ。ヴィオって呼んでくれると嬉しいわ。よろしくね」
「ベインだ。まぁ、よろしく頼む」
「ジョーカーだ!お前はかなり珍しいな!仲良くしてこーぜおじょーさん?」
ピエロがそう言って肩を組んでくる。正直、まだハンターに恐怖心を持っていたので、私はびくりと肩を震わせた。
「やめろジョーカー。怖がっているだろう。私の名はレオ。夏葉さん、よろしく」
「……バルクだ。」
「私たちは白黒無常というものです。私が謝必安で」
「俺が范無咎だ。よろしくな、夏葉」
「アントニオ、と言います。以後お見知りおきを」
全員の個性的な自己紹介が終わり、私も全員の名前と容姿を覚えた。ハンターの人たちはいい人そうだ。仲良くできるといいな。
特に、バルクさん。何だか冷たいから、仲良くなりたい。
ハンターのみんなに受け入れてもらって、私は晴れてハンターになった。