サバイバーに裏切られたのでハンターになって復讐しようと思う。
第26章 待って待って
「よ、いしょ……」
自分の三倍はありそうなジャックの体を持ち上げて運ぶ。
なんてことはできないので、ジャックにごめんと謝りながら、すりびいて運ぼうとする。
「さす、がに、重かったかなぁ…っ!」
必死になってすりびいていると、途中で美智子さんに会った。
「夏葉ちゃん!…ジャックはん、倒してもうたの?」
「熱で倒れちゃって、部屋に運ぼうとしてるの。」
「うちに貸しな。うちが運んであげるわ。夏葉ちゃんには大きいし重いでしょ?」
「あっ、えっ……あり、がとう」
ええのよ、と笑いながら片手でひょいとジャックを持ち上げ、肩に担ぐ美智子さん。
つ、つぇぇ