サバイバーに裏切られたのでハンターになって復讐しようと思う。
第26章 待って待って
「みんなおはよー」
昨日ジャックが洗濯してくれていた服は、何故かまだ乾いていなくて、結局ジャックの服を着て食堂に来た。
「あら、夏葉ちゃ……」
美智子さんは私に挨拶をしようとしたが、私の着ている服を見るなり飛び付いてきた。
「それジャックはんの服やろ!?ああ、やっぱ夏葉ちゃんはどんな服でも似合うんやなあ。可愛ええなぁ!」
「あ、ありがとう」
「美智子。」
マリーさんが美智子さんの肩に手をぽん、と置く。
「なんや?」
「夏葉を愛でたいのも分かるけれど、先にジャックさんをしばきましょう。」
ジャックの方を指差しながらマリーさんが言う。
「あら…ジャックはんおったんか…。夏葉ちゃん泣かせた罪は思いで…?」
「待って待って待って!?」
「「覚悟っ!!」」