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サバイバーに裏切られたのでハンターになって復讐しようと思う。

第3章 いざハンターの屋敷へ


「夏葉さん、本当にハンターになってしまうんですか?」
「いやぁ、正直予想外の展開だよ」
「うん。もうサバイバーに戻るつもりも無いわ。あんなやつらと一緒にいるとかマジで無理。イソップ君、イライ君、優しくしてくれてありがとね。私も、ハンターになっても優しくしてくれた人は殴らないつもりだからさ」
 すると、パトリシアと、ルカ、アンドルーが私のほうに歩いてきた。
「夏葉!ハンターになったとしても、私とは仲良くしていてくれよ!」
「あはは、勿論。パトリシアは私の親友だもん」
「夏葉さん。関わる事自体が少なかったけれど、ありがとう。私の名はアンドルー·クレス。忘れるなよ」
「うん!ナイチンゲールがいないときにご飯を分けてくれた命の恩人だもん!ルカも!」
「やぁ。君がいじめられているというのは知らなかったな。気づいてあげられなくてすまなかった。ハンターになっても話したり、手紙をくれると嬉しいな」
「みんなにあげる!意地悪してきた人たちは、手紙で煽るんだ!」
「うん、いい心構えだ!やってやれー!」
 ナイチンゲールが食堂にやって来たので、私はみんなに手を振った。が、みんなはついていけるところまではついてきてくれるようだった。
「行きましょう、夏葉」
「うん、ナイチンゲール!」
 みんなとお話をしていたら、ナイチンゲールが私とその場にいる人に向けてこう言った。
「夏葉は生きているので、姿……身長や顔などは変わりませんし、性格といった性格も変わりません。なので、荘園の主から特別に、サバイバーの屋敷に月に三回来ることが許されています。勿論、カスタムで会うことも出来ます」
 暗い雰囲気だったから教えてくれたのだろう。マジでナイチンゲール好き。
「ここから先は、サバイバーは行くのを禁じられています。ここで話を済ませてください」
 私は、ついて来てくれたイソップ、イライ、ルカ、アンドルー、パトリシアに抱きついた。パトリシアはなかなか離してくれなくて、イライはちゃんと顔を見せるんだぞと言って私を一度持ち上げた。なんか、娘とか息子を高い高いするお父さんみたいだった。
「みんな、行ってきます!新ハンター夏葉様を楽しみにしててね!」
 最後は笑ってみんなにばいばいをした。
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