• テキストサイズ

サバイバーに裏切られたのでハンターになって復讐しようと思う。

第1章 普段の生活


 ナイチンゲールとご飯を食べ終わった後、早速チョコを食べてみようと包みを開ける。すると、ナイチンゲールがこう言った。
「いくら納棺師が貴女に手を出さないからって、油断しちゃダメよ。貴女の今の立場上、裏で色々言われている可能性もあるんだから」
 うぅ……そうは思いたくないけど、確かにそうなんだよなぁ。
 そっと包みの中を見てみる。見た目や色、匂いは問題ないけど…。
 そこで、チョコと一緒に入っている紙を見つめた。
「なんか、紙が入ってる」
 ナイチンゲールに「貸してごらんなさい」と言うのでその紙を渡す。ナイチンゲールは、紙を開いたが直ぐに畳んだ。
「夏葉、ごめんなさい。私が読むべき物じゃなかったわ」
「えぇ……何が書いてあんの…?」
 意を決して紙を開く。すると、そこにはとんでもないことが書かれていた。

【拝啓夏葉様
 こんにちは、イソップです。直接言う勇気がなくて、バレンタインチョコの包みの中に手紙を入れるといった形で、伝えさせて頂くことにします。
 僕は、ずっと前…貴女がサバイバーとして実装された当初から好きでした。一目惚れです。
 どうか、僕とお付き合いをしていただけませんか?返事は、いつどの様な形でも良いので、お返事を下さると嬉しいです。
                 イソップ】
「……わぁお」
 イソップ君かぁ。たしかに優しいしカッコいいし、付き合えたらなとかの妄想はしたことあるけど。
 いざ付き合うとなると、迷惑かけちゃいそうなんだよね。
 ナイチンゲールが目をキラキラとさせながら、「どうするの?」と聞いてくる。
「うーん……今のところは保留かな」
 私は今は答えを決められないな、と思い、保留にすることにした。
/ 151ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp