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サバイバーに裏切られたのでハンターになって復讐しようと思う。

第9章 うまっ!!!!


「ほら、口開けて」

「あー…むっ!…んんー!美味しいなぁ、ほんとに。ねぇジャック、また作ってもらってもいい?」

「ええ。夏葉が望むなら、いつでも作りますよ」

「ありがとう!!ジャック、あーん」

私ばっかりが食べさせてもらうのも何だか悪いので、ジャックにも食べさせてあげようとした。すると。

「あっ、へぁ?んと、……/////」

ジャックはほっぺたを紅くして、そっぽを向いた。え、待って?恥ずかしいの?可愛すぎない?

「……ジャック?ほら、口開けて?じゃないと食べさせてあげられない」

私がそう言うと、ジャックはとても恥ずかしそうにオムライスを口に含んでもぐもぐした。くっそ…可愛い…!

「わ、私はいいんですよ!夏葉が美味しそうに食べてくれているところを見たいだけで……」

「でも、それじゃあ私がつまんない。一緒に食べたいの」

「……っ」

またもやジャックは顔を真っ赤にした。なんでこんなに可愛いの!?

「………可愛い」

「…………可愛いよりもカッコいいと言われたいです」

そのやり取りに、二人揃って大笑いした。こんなに美味しくて楽しい食事は初めてだった。

「ジャック、ごちそうさま!とっても美味しかった!お皿洗ってくるね!!」

「あぁ、いえ、そんな。私がやりますよ。貴女はそこら辺でくつろいでいて下さい」

「んーん。ジャックばっかりにやらせるのは私が嫌だ。ジャックはそこで立って見守ってて!」

「はいはい……」

くつろいでいて、と言っても多分ジャックは拒否すると思ったので、立って見守ってて、と言って洗い物を始めた。

ジャックはとても申し訳なさそうな顔で、でも愛おしそうにこちらを眺めていた。そんな目で見られると、逆に洗い物しづらい……っ!
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