第8章 購買部で働きます
完璧に営業スマイルだが、まるで本当に笑っているかのように魅せる
サム「小鬼ちゃん…凄いね」
『?』
そつなく何でもこなす
1回目の笑顔はぎこち無いが、2回、3回と数をこなしていく間に営業スマイルを手に入れた
ケイト「あれ?ちゃん?」
『いらっしゃいませ。ケイト先輩』
貼り付けられた笑顔にケイトは一瞬だけ固まる
それは可愛いから
営業スマイルと理解していても、本物と勘違いするほど
『何をお探しですか?』
声をかけられたケイトはハッと意識を取り戻す
ケイト「えーっと…オススメ下さい」
『ケイト先輩でしたら、こちらの激辛お菓子なんて如何ですか?かなり辛いとマジカメでも評判ですよ』
自分の好きな物をススメるのでなく、相手に合わせ接客する態度はサムもケイトも予想外だ