【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第89章 ミサとレム
捜査本部で、KaoriとL。そして、ナオミとワタリが、そんなやり取りをしていた頃。
ミサは、自分の部屋でくつろぎながら、側に居るレムに、改めてノートの説明を求めていた。
ミサ『レム、もう一度ノートについて確認させて。死神はデスノートを持ってないとダメ。人間にデスノートを持たせて遊ぶには二冊必要。
だから、キラにノートを持たせたリュークは、死神大王を騙して二冊目を手に入れたって事ね。』
レム『そうだ。』
ミサ『じゃあ、レムも?』
そう聞いてきたミサに、レムが改めて、ミサに渡したノートについて説明する。
レム『違うよ。死神大王なんて、そう簡単に騙せる相手じゃない。』
ミサ『じゃあ、どうやって?』
そう聞いたミサに、レムが答える。
レム『私は死神界でも、数少ない、死神を殺す方法を知っている死神だから…。とでも、言っておこう。』
レムはミサの質問に、口ではそう答えながら。もう一方では、ある死神の事を考えていた。
レム「…………。この話しをしたのは、人間ではミサ、おまえが初めてだが…。私は、一度だけ、ある死神にだけ、同じ話しをした。
アーマ…。お前なら、ミサのこの質問に、どう答えた…。私と同じ様に答えたのか…。それとも…。」
レムがアーマについて、そう考えを巡らせている時。またミサが、話し出す。
ミサ『へー、じゃあレムは、その死神を殺して、その死神からノートを奪って、それをミサにくれたんだ。』
そう言ったミサに、レムが答える。
レム『…………。違うな、私が殺した訳ではない。たまたま、死ぬ死神がいて、そこに私が居合わせた…。』
そう答えたレムに、更にミサが聞く。
ミサ『ねーっ、レム。死神を殺す方法、教えてよ。あは♪』
そう聞いたミサに、レムは少し沈黙した後。改めて答える。
レム『…………。誰にも言うなよ…。死神を殺す方法…。それは…、人間に恋をさせる事だ。』
そんなレムの答えを聞いたミサは、一瞬だけ、キョトンとした表情を浮かべた後。こう言う。
ミサ『素敵な殺し方。』
そう呟いたミサに、レムが説明する。
レム『死神界から、ずっと一人の少女を眺めていた、ジェラス、って死神がいてね…。』
レムは、ミサにそう説明しつつ。その時起きた事を、もう一度思い出しながら、ジェラスと、自分の思った事を踏まえ、説明する。