第78章 ガールズトーク？

ナオミ『きっと、今のKaoriみたいな感じだったと思うわ。レイが亡くなってからは、彼との事は、家族ぐらいとしか話して無かったけど…。

Kaoriになら、私達がどんな時間を過ごしていたのか。そして、レイがどんな人だったのか。聞いて欲しいと思った事はあったわ。ただ、Kaoriは、レイとは会った事がないし。

話した事もない人だったから、迷惑かも知れないと思って止めたの。まさか、Kaori自身から、そう聞かれるとは思わなかったわ。

だから正直驚きもしたけど、嬉しかったわ。だから、もしKaoriさえ良ければ、今度時間が出来たら、私達の事。聞いてくれる？ 』

優しい笑顔で、とても愛おしそうに、レイさんの事を話すナオミさんを見て。わたしは、暖かい気持ちになった。だから、改めて答える。

Kaori『はい！是非！』

そんなわたし達の話を、しばらく黙って聞いていたアーマが、不思議そうな感じで、わたし達に、こう言う。

アーマ『あなた達人間は、本当に不思議な生き物ね。』

そう言ったアーマに、ナオミさんが返す。

ナオミ『あら、アーマ。あなた達だって、私達にしてみたら、不思議な存在よ。』

そう言ったナオミさんに、わたしも同意する。

Kaori『わたしもナオミさんと同じ様に思う。だからアーマ。アーマの話しも、今度聞かせて。アーマとレムの思い出とか。

アーマは、人間界に来る前。どんな風に過ごしていたのか、とか。わたしも、もっとアーマの事知りたいから。』

笑顔でそう言ったわたしに、アーマが言う。

アーマ『そうね…。機会があれば、そうゆうのも良いかも知れないわね…。』

そう言ったアーマに、Kaoriが返す。

Kaori『うん！絶対だよ！』

そんなやり取りをした後。わたし達は、休む事にした。

ナオミ『これでいいわ。ちょうどKaoriの髪も乾いたし。今日の話しはここまでにして、そろそろ休みましょうか。』

Kaori『そうですね。せっかく、ゆっくり休めるなら。ゆっくり休まないと。話しは、また明日ですね。』

そう言ったわたしに、ナオミさんも笑顔で答える。

ナオミ『ええ、この話しの続きは、またゆっくり話せる時に、ゆっくり話しましょう。』

Kaori『はい！』