• テキストサイズ

曇った空の恋の話【第5人格】

第25章 ルカ編


~夏葉side~


「んん…」

頭が痛い。なんだこれ。

というか、温かい。

誰かに抱き締められてる。

「……ルカ?」

「ううん……夏葉…おはよ」

「おはよう」

ルカは、私が起きているのを確認して、背中に回された手を戻した。

「あれ、私昨日何してた?なんで抱かれてたのかがまったく分からない」

「いや…甘酒飲んで酔ってたよ」

甘酒を飲んで酔う?

「ないない。私が甘酒ごときで酔うわけないじゃん。私がアルコールに強いのはルカが一番知ってるでしょ?」

「いや、確かに強いけど、25%越えはキツいでしょ」
「それ甘酒じゃないよねもう」

アホらしすぎて、思わず突っ込んでしまう。

アルコール度数が25%以上の甘酒は、さすがに頭おかしい。

いや、あるのか?

やばい分からなくなってきた。

もしかして、マジで酔ってた?
/ 101ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp