• テキストサイズ

曇った空の恋の話【第5人格】

第23章 ジョゼフ編


「ジョゼフ」

「?」

「大好き」

純粋に嬉しそうにするジョゼフを見て、つい本音がポロリと出る。

「……うん。……っ!?/////」

顔を真っ赤にして目を見開くジョゼフ。好きかどうかを最初に聞いてきたのはジョゼフなのに。

「ど、どうしたの夏葉?僕、夏葉になにかした?」

「…は?」

「だって夏葉が素直にそんなこと言うなんて、ドッキリか体調不良しかあり得ないよ…っ!ほら、今日はもう休んで…」

「馬鹿。私だってたまには素直になるよ」

自分の言葉に一喜一憂するジョゼフを見て、愛しいと思わないわけがない。

「…うそだぁ」

「本当だってば。証明してあげる」

そう言って、私はジョゼフにキスをした。

「……っ!?」
/ 101ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp