• テキストサイズ

曇った空の恋の話【第5人格】

第19章 ノートン君との恋のお話


「あっあのっ、ノートンさん!!」

「朝から元気だね。…何?」

今の朝から元気だね、は誉め言葉ではなく嫌味だ。

私はノートンさんに嫌われている。(と思う。)

「よろしければ、一緒にご飯…」

「ごめんね、先約がいるから。」

あっさり断られる。まだ話終えてもいないのに。

その後も私は…。

「ノートンさん、クッキー作ったんですけど、良かったら食べませんか?」

「ごめん、要らないや。ありがとう。」

その次

「ノートンさん、あの荷物に手が届かないんですけど…」

「ウィリアムが取ってあげなよ。」

「おう、いいぜ!あらよっと!!ほら。」

「あ、ありがとう」

次!!!

「ノートンさん…」

「君は一日中僕のことを追いかけ回していないと死んでしまうのかい?」

…次(泣)!

「あの、ノートンさん…」

「…………」

聞こえてるのに完全スルー!?!?


私は、ノートンさんに嫌われている。(確信)
/ 101ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp