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曇った空の恋の話【第5人格】

第11章 まさかの展開(2)


性的な表現が出てきます。

「んー、飲むのが嫌かぁ。困ったなあ。」
 困ったなどと言っておきながらも、イライは笑っていて、全然余裕そうだ。
「な、なぁ。もう寝ようぜ?ほら、疲れたしさ。」
「私はねないよ。」
「えええ…」
 イライがいつも、お風呂ですら外さないという目隠しをとった。
「……!?取って大丈夫なのか!?」
「問題はない。…………ふーん。今日の夜私に告白しようとして呼び出したけど、ナワーブに先に告白されたからしっかり気持ちと向き合ってから答えを決めようと……。夏葉はしっかりしてるね。偉い、偉い。」
「え、え?なんで知ってるの!?誰にも話してないんだけど!?」
「天眼で心を読んでるんだよ。」
「へ、へぇ。(イマイチ何言ってるのか分からん)」
「天眼については私もあまり詳しくは説明できないな。すまない。」
「いや……別に平気だけど」
 イライがさっきの瓶に入っていた液体を飲み始めた。何だか嫌な予感しかしない。
 案の定、口を開けないのなら、と強制的に口移しで飲ませようとしてきた。
「やっ……」
 抵抗はするが、大人の男性の力に敵う筈がなかった。
「んんっ、んーーー!!」
 無理やりお酒を飲まされた。
 二分後…くらいかな?飲んで少ししか経ってないのに、もう私の頭にはお酒が回って、ぼーっとしていた。
「ふふ。いい感じに酔ってくれたかな?」
「うる、せ……」
 せめて何かしらの抵抗はしようと、女らしさは見せずにいつも通りの口調で話す。
「まぁ、大人しくしていてくれれば気持ちいいよ。暴れないでね。」
「な、なにするんだよ……ん…」
 イライが私に深いキスをしてくる。
「ん…ふぅ……」
 恐怖からなのか快楽からなのか分からないような涙が出てくる。するとイライが私の履いていたズボンを脱がしてきた。
「ちょ……っ!何すんだよイライ、やめろぉ……」
 イライは私の表情を伺いながら、楽しそうに下着の上から私のからだをいじっていた。
「イラ……これ、やばい…何か出そう………と、トイレぇ」
「いっちゃいそうなんだ?夏葉、いっていいよ。」
 そう言うと、手の動きをさらに激しくした。
「んあぁぁ!」
 そのまま、おもらし?のようなことをしてしまった。
「ひっぐ……イライ、何すんだよぉ…」
「ごめんごめん。でもね。」
 触れるだけのキスをしたあとにイライが言う。
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