第61章 夜※
善逸は光希の胸を吸い、舐めたり摘んだりと刺激を与えていく。
光希は呼吸を荒くしながら、快感に身をよじる。
善逸が下に手を伸ばしていき、光希の秘所にそっと触れる。
「んっ…!」
光希がビクッと反応をし、善逸はそっと割れ目に指を添わせる。
……あれ?あんまり濡れてない
そこは少し湿っている程度だった。
首を傾げる善逸。
指を浅めに入れて、ちゅくちゅくと動かしていく。
「……ん、…はぁっ……」
光希は気持ち良さそうにしている。
演技には見えない。
次第にそこも潤いが増してきた。
指の挿入を深くする。
「……ひぁんっ!…やっ……あんっ、…、……んっ!」
「………光希、……気持ちいい?」
「…っ、気持ちいいっ…、…っあ、んっ…!」
「本当?」
「……へ…?…気持ちいいよ…?…はぁっ、くっ…」
指を二本に増やして、中指と薬指で抜き差しをしていく。濡れてきている。光希もちゃんと反応している。
ずちゅずちゅと音をさせながら、光希の気持ちいいところを刺激していく。
しかし、やはりいつもと濡れ方が全然違う。
少しの戸惑いを覚えながら、善逸は陰核に舌を伸ばす。指での刺激をやめないまま、ぷっくりと膨らんだ赤い蕾を舌先で舐めた。
「…っ、きゃぁんっ!」
「ね、気持ちいい?」
再び確認をして、蕾に吸い付く。
善逸の指がぎゅっと締め付けられる。
「……はぁ…、っ……、気持ちいい…、善逸…、気持ちいいよ……はぁ…はぁ……」
濡れ方はいまいちではあるが、とろけたような表情を浮かべる光希に胸が高鳴る。
「光希……、挿れていい?」
善逸が余裕のない顔で聞く。
光希を逝かせる前に挿入した方が、より長く繋がれる二人。
「はぁ、はぁ……いいよ、挿れて」
光希がそう言ったので、善逸は自分の猛りを入り口にあてがった。