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雷鳴に耳を傾けて【鬼滅の刃】我妻善逸

第44章 補充※


とにかく、もう出てしまう。
いいのか。どっちだ。

「大丈夫だから!中に……」
「で、でもっ……」
「いいの!いいから!」
「……うっ、くっ!あっ…!」

そのまま善逸は光希の中に精を吐き出した。
最後の最後まで繋がっていられるというのは、最高に気持ちが良かった。繋がったまま、びくびくと震え、最後まで出し切る。


荒い息のまま、しばし呆然とする。

光希を見ると、彼女も息を荒くしてるものの、ほとんど意識がない。



……ん?あれ?俺、今、、、



蕩けていた脳がだんだんと覚醒し始めてきて、何度か瞬きをする。


下半身を見ると、自分のものは完全に光希の中に飲み込まれており、己は今、射精後の賢者タイムに入っている。

と、いうことは。


……え、思いっきり、中で出しちまった、よ?


おそるおそる光希の中から引き抜く。
どろりと白濁液が彼女の中から出てくる。
「ひっ…」と声をあげて腰を抜かしそうになり、後退る。


……これ、やらかしましたよね。俺。ど、どどどどうしよう。どうしましょ。どうしましょ



「あ、あれは、もしかして、聞き間違いだった…?まさか、俺の欲望が聞かせた、幻聴?」


おろおろしながら、とりあえず後処理を始める善逸。濡れた自分の下半身を急いで拭いた後、光希の秘所を懐紙で拭こうと手を伸ばすと、それを光希の手が止めた。

「光希っ!起きてたっ!ど、どうしよ、どうしよ、俺……ごめん、俺、中に…どうしよ……」
「はぁ…はぁ……いいの、善逸。私が望んだ、ことだから」

「よかったー!幻聴だったらどうしようかと思ったよー!!うわーん!よかったー!!」

オロローンと安堵の涙を流す善逸。


光希はそっと秘所を紙で拭う。
紙を見ると、自分の愛液と善逸の精が混じっている。

それを寝転んだまま、ぼんやりと見つめる。


「……よかったのかよ」
「うん。だって、私たち、夫婦でしょ」
「そうだけど、でも……」
「どうしても、欲しかったの…あなたが。ごめんね、困らせて」
「困ってはないけどよ……」


光希のまぶたがトロンと落ちてくる。


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