第39章 朝日※
「さてと、準備準備……」
着物を着ようとする光希の手を取る。
「待てよ」
「何?」
「なに終わった感出してんの」
善逸が官能的な笑みを浮かべる。
「え……終わったでしょ」
「まだ、いける」
「でも、二回も……」
言い終わる前に押し倒される。
「だって、お前まだ余裕ありそう。いつもお前がへばるから止めてただけ」
「うそっ……。だから、行きたい場所が、んっ!」
善逸が口を塞ぐ。
「んっ……や、………っ、」
口を塞いだまま、光希の片足を持ち上げる善逸。露わになった秘所に猛りをねじ込む。
「むぅっ……んっ、……んんっ…!」
光希の身体は、やはりすんなりと善逸を受け入れ、壁を擦りあげる快感が脳を溶かしていく。
善逸は口を離し、輸送に集中する。流石に三回目なので、すぐに出してしまうことはなさそうだ。逆に、強度に不安がでてくる。
……いけるかな、どうかな
考えながら腰を動かし、打ち付けていく。
パンパンと肌の触れ合う音が響く。
「ああっ!……はぁっ、あんっ、善逸……」
「気持ち良い?光希」
「はぁ、気持ち良いよぉ……」
「身体が慣れてきたんだね。良かった」
善逸は嬉しそうに笑う。
一度腰を止めて、ぐるぐると回すように動かしてみる。
「ひゃん……あっ、ん……はぁ、ん…」
「はぁ、こういうのも、気持ち良い?」
「すっごい気持ち良い……」
「はは、全部気持ち良いんだね」
善逸は光希にガバッとのしかかり、耳元で「淫乱だね」と囁く。
その目がなんとも艷やかで、光希の中がぎゅっと締まる。